自宅のブレーカーが落ちるというのは、誰もが生活している時に、必ずと言っても良いほどに経験するものですよね。
しかし、なぜブレーカーは落ちるのでしょうか?
その理由を知っている人は案外少ないようです。
自宅の分電盤を見て分かる通り、ブレーカーにはいくつかの種類があります。
今回は、それぞれのブレーカーの特徴と落ちる理由をひとつずつご紹介しましょう。
・契約ブレーカー(アンペアブレーカー)
この契約ブレーカーは、電力会社と契約している電気量以上の電気を使おうとしている時に、電気の流れを制御するものです。
電気量の上限値は、電力会社との契約の上で決められます。
つまり、この電気量の上限値を超えた時にブレーカーが落ちるという仕組みになっています。
この契約ブレーカーが落ちると、家全体が停電します。
この契約ブレーカーがよく落ちているという方は、契約している電気量を見直してみましょう。
電力会社へ連絡すれば、上限値を変更してくれます。
・漏電ブレーカー
この漏電ブレーカーは、名前の通り漏電が起きた時に、電気を遮断し、二次被害を防止する役割をしているブレーカーです。
つまり、漏電が起こった時にブレーカーが落ちるという仕組みになっています。
この漏電ブレーカーが落ちてしまった場合は、漏電が発生している回路がどこなのかを調べる必要があります。
これは、自分で見つけることもできますが、不安な方はすぐに弊社にご連絡ください。
0120-253-061
また、この漏電ブレーカーも、落ちると、家全体が停電します。
漏電ブレーカーが落ちてしまった場合は、なるべく早めにご連絡ください。
漏電している回路を見つけ出し、修理致します。
・安全ブレーカー(回路別ブレーカー)
この安全ブレーカーは、分電盤から各部屋や各機器への電気回路、家中のコンセントにつながっている回路それぞれについているブレーカーです。
それぞれの電気回路ごとに、使うことができる電気量が決まっています。
つまり、その決まっている電気量よりも多い電気が回路に流れた時に、ブレーカーが落ちる仕組みになっています。
契約ブレーカーや漏電ブレーカーと異なるのは、この安全ブレーカーは、各電気回路ごとに落ちるので、家の一部だけが停電します。
このブレーカーがよく落ちるという方は、部屋で必要以上に電化製品を使っていないかどうか見直してみましょう。
自宅には、3種類の電気ブレーカーがあることがわかりましたね。
それぞれの電気ブレーカーが落ちる理由と仕組みを見ていきました。
自宅でよく落ちるのがどの電気ブレーカーかを確認して、対策や修理をしましょう。